角2封筒(角形2号)について解説
「角2封筒のサイズ・料金とは?」「封筒印刷の方法や流れを知りたい」という疑問がある方もいるでしょう。
角2封筒は角形2号封筒の略称で、A4サイズの書類を折らずにそのまま封入できる封筒です。
このサイズの封筒は、写真やチラシ、履歴書、契約書、提案書などを封入したい場面でよく利用されます。
特にビジネスシーンで封筒を使用する際は、角2封筒と他サイズの封筒の違いを理解し、自身の用途や目的に合わせて選ぶことが大切です。
角2封筒(角形2号)とは│A4が折らずに入る
角2封筒(角形2号)とは、「角形2号封筒」の略称であり、A4サイズの書類を折らずにそのまま封入できる封筒のことです。
角2封筒の正確な寸法は「幅240mm×高さ332mm」で、「定形外封筒」に分類されます。
公式書類や契約書、プレゼンテーション資料など、折り目をつけたくない大切な書類の送付に向いています。
角2封筒とA4封筒の違い
角2封筒とA4封筒の主な違いは、封筒のサイズにあります。
角2封筒は「幅240mm×高さ332mm」のサイズで、A4サイズの書類を折らずに収納できるように設計されています。
一方で、A4封筒はA4サイズの書類をぴったり収めるための封筒を指す言葉で、正確なサイズは「幅228mm×高さ312mm」です。
角2封筒はその形状から書類の保護に優れ、冊子や枚数の多い書類の送付に適しているのに対し、A4封筒はA4サイズの書類数枚やA4クリアファイルの送付に向いています。
「角」の意味って?
「角」という言葉は、封筒の形状を指す際に用いられます。
具体的には、横の寸法を倍にした時に縦の寸法が短い場合のことを指し、反対に横の寸法を倍にした時に、縦の寸法のほうが長い場合を「長」と言います。
角2封筒の活用シーン・よく利用される封入物
角2封筒は、ビジネス文書の送付や配布によく活用されます。
角2封筒でよく利用される封入物は以下の通りです。
- 写真
- チラシ
- 履歴書
- 契約書
- 提案書
- 会議資料
- セミナーの資料
- 雑誌
- 書籍
履歴書やポートフォリオの送付に使用することで、受取人に対してプロフェッショナルな印象を与えることができます。
角2封筒の郵便料金
角2封筒の郵便料金は、封筒の重さと郵送方法によって異なります。
日本郵便の普通郵便は、荷物の重さやサイズによって「定形郵便」と「定形外郵便」の2つに分かれており、角2封筒は定形外郵便に該当します。
さらにそこから「規格内」と「規格外」の2つに分類され、料金は封筒の重さに応じて段階的に設定されます。
▼定形外郵便における規格内と規格外の違い
- 規格内:長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内
- 規格外:規格を超える郵便物
規格内と規格外でそれぞれ料金が異なり、規格外のほうが一般的に割高です。具体的な郵便料金は以下の通りです。
重量 | 規格内料金 | 規格外料金 |
50g以内 | 120円 | 200円 |
100g以内 | 140円 | 220円 |
150g以内 | 210円 | 300円 |
250g以内 | 250円 | 350円 |
500g以内 | 390円 | 510円 |
1kg以内 | 580円 | 710円 |
2kg以内 | 取扱なし | 1,040円 |
4kg以内 | 取扱なし | 1,350円 |
また、速達や書留などの郵送方法で送付すると、追加で料金が必要になります。
大量の郵便物を発送する場合は料金が割引になることもあるため、角2封筒を使用する際には封入する書類の重量を事前に確認し、最適な郵送方法を選択することが重要です。
角2封筒のメール便料金
ここでは、メール便の具体的な料金を解説します。
ゆうメール(日本郵便)
日本郵便のゆうメールは、1kgまでの冊子とした印刷物やCD・DVDを安価で送付できるサービスです。
ゆうメールの利用は、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、重さ1kg以内の荷物に限られます。
▼ゆうメールの基本運賃(全国均一)
- 150gまで:180円
- 250gまで:215円
- 500gまで:310円
- 1kgまで:360円
ゆうメールの料金詳細については、日本郵便の公式サイト「ゆうメール」でご確認ください。
飛脚メール便(佐川急便)
佐川急便の飛脚メール便は、特に受領印を必要としない荷物を預かってもらい、ポストインにて法人向けに送付できるサービスです。
受取人が不在でも送付でき、お届け完了の確認も行えます。
飛脚メール便の利用条件は、3辺合計70cm以内、最長辺40cm以内、厚さ2cm以内、重さ1kg以内の荷物です。
▼飛脚メール便の基本運賃(全国均一)
- 300g以内:168円
- 600g以内:220円
- 1kg以内:325円
飛脚メール便の料金詳細については、佐川急便の公式サイト「飛脚メール便」でご確認ください。
角2と他サイズ封筒の比較表
角2封筒は、A4サイズの書類を折らずに収納できる点で他サイズの封筒と区別されます。
他サイズの封筒と比べた場合、角2封筒は大きめのサイズの封筒といえるでしょう。基本的に「角○」の中に入る数字が小さくなればなるほど、封筒のサイズが大きくなります。
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角2の封筒印刷の宛名の記載方法
角2封筒に宛名を記載する方法は、主に縦書きと横書きの2種類があります。どちらを選択するかは、送る内容や正式性、受け手の好みなどによって決まります。
ここでは、縦書きと横書きの記載方法について詳しく解説します。
縦書き
縦書きでの宛名記載は、伝統的で正式な印象を与えます。
- 郵便番号:枠が印刷されている場合は枠内に記載する(郵便番号のみ横書き)
- 宛先住所:封筒の右側に記載
- 宛名:封筒の中央に記載(企業宛ての場合は右側に会社名、左側に担当者名)
- 朱書き:重要な書類を送付する場合には左側に記載
縦書きは、基本的に封筒の長辺に沿って上から下へ文字を並べていきます。この際、文字がずれるとだらしない印象を与えてしまうため注意が必要です。
横書き
横書きでの宛名記載は、現代的でカジュアルな印象を与えるため、ビジネス文書や私的な書類の送付に適しています。
特に企業のロゴやデザインを封筒に入れる場合、横書きの方がデザインとのバランスを取りやすいことがあります。
▼横書きでの宛名記載方法
- 郵便番号:枠が印刷されている場合は枠内に記載する
- 住所:中央やや上側に記載する(切手を貼るスペースを残す)
- 宛名:封筒のほぼ中央に記載する(企業名、担当者名は上下に分ける)
- 朱書き:周囲に余白を作る形で右下に記載する(赤文字・赤枠)
横書きは封筒の短辺に沿って、左から右へ文字を並べていきます。
角2の封筒印刷の2種類の方法
角2封筒の印刷には、既製品への部分印刷とオーダーメイドでの全面印刷の2種類の方法があります。
これらの方法を選ぶ際には、目的やデザインの複雑さ、予算などを考慮することが大切です。ここでは、それぞれの方法の違いについて解説していきます。
既製品への印刷(部分印刷)
既製品への部分印刷は、市販されている角2封筒に特定の情報やロゴを部分的に印刷する方法です。
オーダーメイド印刷(全面印刷)
オーダーメイド印刷(全面印刷)は、封筒の全面にわたってオリジナルのデザインを印刷する方法です。
この方法は、企業のブランドイメージを強く打ち出したい場合や、特別なイベントの招待状など、独自性を重視する場合に適しています。
ただし、既製品への部分印刷に比べてコストが高く、制作にかかる時間が長くなるため、オーダーメイド印刷を利用する際はこれらの点を考慮する必要があります。
角2の封筒印刷で使われる用紙の種類
角2封筒の印刷に使用される用紙には、多種多様な選択肢があります。適切な用紙の選択は、受取人に与える印象を左右する重要な要素です。
一般的には、耐久性と印刷品質を考慮して上質紙が選ばれることが多いですが、より高級感を出したい、印刷をきれいに見せたい、耐久性を持たせたいなどの場合は、別の用紙の選択が求められます。
以下、角2の封筒印刷で主に使われる用紙の種類と、その特徴を一覧表で解説します。
用紙の種類 | 特徴 |
上質紙 | 封筒印刷で最も一般的に使用される用紙。化学パルプ100%で作られ、滑らかな表面と良好な発色が特徴 |
色上質紙 | 上質紙の色バリエーション。明るい色から暗い色まで豊富にあり、文書やダイレクトメールに個性を加えたい際に適切 |
コート紙 | 表面にコーティングを施した用紙。光沢があり、写真やカラー印刷が美しく映える |
マットコート紙 | コート紙の光沢を抑えたバリエーション。落ち着いた質感が特徴で、上品で高級感あるデザインに向いている |
ケント紙 | 硬くて厚みのある用紙。シャープな印刷が可能で、油性ペンでの書き込みもにじみにくい |
クラフト紙 | 丈夫で耐久性に優れ、自然な風合いが特徴の用紙。エコロジー志向の高いメッセージ伝達や、カジュアルな印象を与えたい際に適切 |
用紙の種類ごとの違いを理解し、送付する内容や目的に合わせて最適な用紙を選択しましょう。
角2の封筒印刷│注文の流れ
角2封筒印刷の注文プロセスは簡単でわかりやすく、カスタマイズ可能なオプションが豊富にあります。角2の封筒印刷を注文したい方は、以下のプロセスを参考にしてください。
- 用紙・封筒の色を選ぶ
- オプション加工を選ぶ
- デザインを選ぶ
- 印刷色(カラー・モノクロ)を選ぶ
- 見積もりを依頼する
- 確認・注文
- 印刷・商品出荷
ここでは、各注文の手順を一つずつ見ていきましょう。
1:用紙・封筒の色を選ぶ
縦書きでの宛名記載は、伝統的で正式な印象を与えます。上質紙やコート紙など、さまざまな質感から選ぶことが可能です。
2:オプション加工を選ぶ
次に、角2封筒のオプション加工を選択します。主に以下のようなオプション加工があります。
▼封筒印刷の代表的な仕様・加工
これらの加工は、封筒の機能性を高めるための重要な要素です。
3:デザインを選ぶ
デザインの選択では、既存のテンプレートを使用するか、オリジナルのデザインを提供するかを決めます。
企業ロゴや特別なメッセージを入れることも可能です。独自性を出すためには、このステップが鍵となります。
4:印刷色(カラー・モノクロ)を選ぶ
印刷色は、カラーとモノクロから選べます。この色の選択が、メッセージの伝達に大きく影響します。用途やデザインに応じて、最適なものを選択しましょう。
5:見積もりを依頼する
選択したオプションに基づいて見積もりを依頼します。
この段階で、コストと納期の概算がわかります。予算内で最適な選択をするために重要なステップです。
6:確認・注文
見積もりとデザインが確定したら、注文内容を確認します。
この際、細部にわたって注文内容を確認し、間違いがないかチェックしましょう。もしも不明点がある場合は、このステップで十分に確認を取ることが大切です。
7:印刷・商品出荷
注文確定後、封筒の印刷が行われ、完成した商品は指定した送付先に送られます。届いた商品を確認して不備がなければ、角2の封筒印刷は完了します。
角2の封筒印刷をするときのポイント
角2の封筒印刷を行う際には、いくつか意識すべきポイントがあります。以下のポイントを押さえることで、目的に合った効果的な封筒を作成できます。
- 活用シーンや用紙に合わせて作成する
- デザインや色を工夫する
角2の封筒印刷を検討している方は、事前に各ポイントを押さえておきましょう。
活用シーンや用紙に合わせて作成する
角2の封筒印刷は、活用シーンや用途に応じて作成することが大切です。
例えば、公式な書類を送付したい場合には上質紙を、クリエイティブな内容を送付したい場合には色上質紙やマットコート紙を選択しましょう。
もしも封筒内の書類が動いてしまうなら、1つ下のサイズである角20封筒、もしくは角3封筒の選択もご検討ください。
デザインや色を工夫する
角2封筒の印象はデザインや色に大きく左右されるため、これも封筒印刷を行う際のポイントとなります。
受取人に正しいメッセージを伝えるためには、企業のブランドイメージに合ったデザインを選び、目的に応じた色彩を選定することが重要です。
ビジネス用途ではシンプルでありながらも品質感のあるデザインが好まれる一方で、イベントの招待状などでは、目を引く鮮やかな色やオリジナルのイラストを用いることで、受取人の興味を引くことができます。
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まとめ
本記事では、角2封筒のサイズや料金、封筒印刷の種類、注文の流れについて解説しました。
角2封筒の正確な寸法は「幅240mm×高さ332mm」であり、他サイズの封筒に比べて少し大きめです。
このサイズの封筒は、会議資料などの重要な書類を送付する時や、 履歴書や職務経歴書を企業へ提出する際などのシーンでよく利用されます。
他サイズの封筒との違いを十分に理解し、目的や用途を踏まえた上で角2封筒の利用を検討しましょう。
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