●自分で自分を教育する
山口百恵の歌に「日本のどこかに私を待ってる人がいる」というのがあります。本屋にいっても、この本屋のどこかに自分を待っている本があるという感じで、情熱を持って本を見つけ出さなければならない。
引用元: 人間の格2章 「本物の人間になる」より
1.志を持つ
①「俺はこうなりたい」という志がなければ、自分で自分を教育することはできない。
2.自分への問を持つこと
①「人間にとって本当の○○とは何だろう」という問を持ちながら生きる。
例=「本当の正しさとは何だろう」「本当の勇気とは何だろう」
②このような問を持たなかったら、こんなことには気が付かなかっただろう、といった答えを得られることがある。
③自分が自ら学び取ったものだけが自分の血となり肉となるのである。
3.自分の足で探し歩く
①「俺はこういう人間になりたい、こういう仕事をしたい」という、本当に自分で気に入った自分を作るためには、読書をする、講演を聴く、人に会うなど、自分で自分を教育しなければ自分らしい自分は絶対にできない。
②「どういう本を読んだらいいですか」などと人に聞いているようでは駄目。自分の足で探し歩くこと。求めないで入ってきたものは本当の実力にはならない。
③その本を見つける過程において、他人にはない独特の出会いがある。それは偶然の出会いではなく、自分の情熱がその本との出会いを引き寄せてくれるのである。
④すると、こういう生き様をした人間にしか、こういう言葉は言えないな、というものが出てくる→自分の言葉(個性の完成)
⑤他人が言った言葉を座右の銘にしているようでは能がない。人に教えてもらっている限り、それは人によって作られた自分である。(本当の自分ではない)
例=時流独創、不頼独行
4.自分で自分を教育していくという人生態度が個性を磨く。
①自分で自分を教育していくという人生態度は、個性を磨き出すのに最も大切なことであり、一生それを続けなければならない。