近年、電子メールなどの普及により、郵便物を送る機会は減少していますが、ビジネスの場ではまだまだ郵便を利用する機会があります。

このような封筒を作る際には、規格内の大きさだけでも複数の種類が存在し、さらに紙質やデザイン、色、特殊加工などが選択肢に加わると、どれを選べばいいのか迷ってしまいますね。
そこで本記事では、封筒に使用される用紙について紹介します。

□ 封筒でよく利用される用紙の種類とは?

1:ケント紙

ケント紙は封筒で良く使用される紙の1つで、白色が一般的に使用されることが多く、封筒に適している紙として広く知られています。

ケント紙は、封筒としての使い勝手の良さという点で、油性ペンなどで宛名を書いてもにじみにくく、印刷にも適しているというメリットがあり、案内状や挨拶状を入れる封筒として頻繁に利用されているのです。

2:クラフト紙

クラフト紙は、よく茶色が使用され、茶色のクラフト紙製の封筒は、いわゆる「茶封筒」と呼ばれます。

このクラフト紙の特徴は非常に丈夫であるという点にあり、ダンボールや包装紙、緩衝材などにも広く利用されているほどです。

ただし、表面にはザラつきがあるため、インクが滲んだり、印刷がうまくできない場合があるので使用の際には注意が必要です。

3:いろがみ

いろがみとは、上質な紙にさまざまな色を付けたものです。

このいろがみは、書籍やノートなどに使用され、何かを書くのに適しています。
そのため、封筒に何か書きたい方におすすめの用紙です。
また、光沢がなく光を反射しないため、文字や写真を印刷するのにも適しています。

□ 封筒で珍しい用紙の種類とは?

上に紹介した定番の用紙以外にも、封筒には意外な用紙も使われています。

1:和紙

和紙も封筒の用紙として使用されています。

和紙は、古くからの伝統的な製法によって作られており、その特徴は洋紙と比べて繊維が長いことにあります。
そのため、薄くても非常に丈夫で、少しの衝撃では破れません。

また、和紙独特の風合いは、日本の伝統や落ち着き、温かみといったイメージを思い起こさせます。
その特徴から、日本の伝統的な儀式やお祝い、お礼の場では、和紙を使った封筒がよく利用されるのです。

2:トレーシングペーパー

トレーシングペーパーは、半透明で薄い用紙で、透き写しや複写などに使用されます。
一見中が見えてしまうため封筒には向かない、と思われがちですが、近年では、逆に中身を透けさせてデザイン性を高めるために利用されているのです。
また、半透明で薄い割には、丈夫で耐水性、耐油性にも優れているので、封筒として問題はありません。

□ まとめ

今回は、封筒に使用される用紙について紹介しました。
ケント紙やクラフト紙などのよく見る用紙から、和紙やトレーシングペーパーのような一見封筒に向いていないような用紙まで、非常にさまざまな種類があります。
それぞれの用紙によって手触りや見た目が異なるので、用途に合った用紙を選択するようにしましょう。

 

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