デザインテクニック
DMに良く活用されている圧着はがきは、開封率の高さが魅力だと言われています。

しかし、ただ送るだけでは効果は得られません。

重要なのは、受け取った瞬間に「開けたい!」と思わせる魅力的なデザインです。

今回の記事では、圧着はがきで受け手の心を掴み、開封率を劇的に上げるデザインの秘密とテクニックをご紹介します。

圧着はがきのデザインが重要な3つの理由

なぜ圧着はがきのデザインが、DMの効果を大きく左右するのでしょうか?

デザインが重要だとされる理由をみてみましょう。

第一印象で「開く」か「捨てる」かが決まる

郵便受けに届いたDMは、わずか数秒で「読むべきか、捨てるべきか」が判断されます。

ではデザイン性の高い圧着はがきでは、どのような反応になるでしょうか?

受け手に「これは普通のDMとは違う!」という特別感を与え、開封につながるのです。

特に、色使いや写真のクオリティは、受け手の第一印象を大きく影響を与えます。

期待感と好奇心を刺激する

圧着はがきは、中身が隠されている点が特徴の郵便物です。

中身がわからないからこそ、「何が書いてあるんだろう?」という好奇心を掻き立てます。

好奇心をさらに強めるのが、デザインの力なのです。

たとえば、「未来を変えたいあなたへ!」のように、続きが気になるキャッチコピーを配置することで、開封を促せられます。

開封後の情報伝達力を高める

圧着はがきは、見開きにした時の情報量が非常に多いのが特徴です。

広いスペースを最大限に活かすには、見やすく伝えるデザインが欠かせません

美しいレイアウトや読みやすいフォントは、受け手がストレスなく内容を理解し、次の行動へ進む手助けになります。

また、情報を整理し、伝えたい情報を厳選することも大切です。

スペースがあるからといって、内容を詰め込みすぎると、読みづらいDMになってしまいます。

開封率を上げるための2つのデザインテクニック

どのようなデザインにすれば、伝わるのでしょうか?

ここでは具体的なデザインのテクニックをご紹介します。

表面のデザインにこだわる

表面のデザインは「開封の動機」を作る場所です。

  • キャッチコピー
    誰にでも当てはまるものではなく、「〇〇にお住まいのあなたへ」「〇〇をご利用のお客様へ」のように、ターゲットを明確にする言葉を使いましょう。

  • ビジュアル
    人物の写真を使う場合は、笑顔の人物を選ぶと親近感が湧きやすくなります。
    また、商品やサービスをイメージするような写真を大きく配置し、魅力を伝えるのも効果的です。

  • デザインの統一感
    会社のブランドイメージと一貫性のあるデザインにしましょう。
    一貫性は、企業の信頼感を高めます。

「ストーリー」を意識する

開封後の見開き面は、商品の魅力やサービスの価値を伝えるための重要な部分です。

伝えたいメッセージのストーリーを意識しましょう。

  • 視線の流れを意識したレイアウト
    人間の視線は、文字を追う際に特定の動きをすると言われています。
    例えば、アルファベットの「Z」のように右上から左下へ、あるいは「F」のように左上から右下へ。

    最も伝えたい情報を左上、次に右上、そして下部へと配置してみてください。
    視線の流れに沿ったレイアウトを取り入れることで、スムーズに情報を読み進めてもらえます。

  • 図やグラフの活用
    文字情報だけでなく、グラフやイラストを効果的に使いましょう。
    複雑な情報も直感的に理解しやすくなります。

  • CTA(行動喚起)の配置
    申し込みフォームやQRコード、電話番号など、次の行動を促すための情報も忘れてはいけません。
    目につきやすい場所に配置しましょう。

圧着はがきのデザイン作成時の注意点

デザインを制作する際には、以下の点に注意が必要です。

断裁位置や糊付け部分を考慮する

圧着はがきは、剥がす際にデザインが切れてしまうことがあります。
特に、文字や顔写真などは糊付け部分にかからないように注意してください。

用紙の質感や色選び

印刷する用紙の種類(光沢紙、マットコート紙など)によって、色の見え方や手触りが変わります。
デザインの意図に合わせて、最適な用紙を選びましょう。

まとめ

圧着はがきは、単なる情報伝達の手段ではありません。

デザインによってその効果が大きく変わる奥深い販促ツールです。

「開ける楽しさ」や「読む価値」をデザインで表現することで、受け手の心を掴み、開封率を飛躍的に向上に期待できます。

この記事でご紹介したテクニックを参考に、ぜひ圧着はがきDMのデザインを見直してみてください。