芳村:やはりリーダーには、仕事以外の面で何かしら人を心服させる部分が必要なんです。そういうものがリーダーに対する親しみを感じさせるんです。その意味で、文化力というのは、リーダーになくてはならない重要な統率力の一つだろうと思います。
行徳:文化というのはカルチャーですからね。カルチャーにはもともと「耕す」という意味がある。耕すのは泥や土ですから、本当の文化人はどこか泥臭さを持っていると思うんです。
引用元: いまこそ、感性は力5章「感性型リーダーが時代を開く」より
1.より以上を目指して生きる
①何かひとつのことに打ち込んでいる人間の姿には、何かしら人を引き付ける魅力がある。
②魅力ある人間になるためには、より以上のものを目指して生きるという姿勢は、絶対的な条件だ。
③生き甲斐を持とうと思えば、どんなことでもいいから自分が一番したいことをやることだ。
④何らかの目標を持ってしたい事をして、上達する。成長する。そういうものを持てばそこから人間の生き甲斐は生まれてくる。
2.成長は2つに大別できる
人間性における成長には、人格と人間力の2つがある。
①能力的成長=存在感のある自己や能力を作ること。そのためには長所を集中的に努力して伸ばし他人から一目置かれるような存在になること。
例:これを作るためにはどうしてもあの会社のあの技術が必要(深く突っ込んで他社には真似のできないものを作り上げる)
②人間的成長(下記の2つがある)
人格は、人間が努力して作つていくもので、「高低」「深浅」「広狭(大小)」の3次元がある。言語は3次元という構造しか持ち得ない。
(1)人格→高、低、深、浅、広、狭
(2)人間力(内的人間力と外的人間力の2つに分かれる)
3.人間力
政治力・経済力・教育力・文化力を持ち、知力・気力・体力を養うことがイコール大人になるということ。
①内的人間力
(1)理性(知力)→知っているという情報力と知恵
(2)感性(気力)→より高度なものを追求していきたいという価値への情熱
(3)肉体(体力)→生命力、自然治癒力
②外的人間力
(1)政治力→自分の一言で何人が動くか
(2)経済力→色々な方面から金を集められる
(3)教育力→人を育てる力
(4)文化力→ギターを弾かせたら一番上手い
4.文化力
経営者は文化力を持たなければならない。
事例)
①秀吉はなぜ茶道を取り入れる必要があったのか。
②天下を治めた秀吉に、政治力や経済力や軍事力で向かってくるものは誰もいない。
③諸侯を心服させるためには、教育力や文化力が必要。そこで利久から直伝で茶道を学んだ。
④社長は仕事もできるが、絵を描かせても、ギターを弾かせても、なかなかのものだ。

