箔押し

金色や銀色は、その色合いを見ただけでも「高級そう」と感じる方も多いのではないでしょうか。
色への心理をDMにも活かしましょう。

「特別な案内状を送りたいけど、他のDMに埋もれてしまわないか心配…」
「企業のブランドイメージを、もっと高級感のある方法で伝えたい!」

箔押し封筒は、特別感や高級感を出したい悩みを解決するのにぴったりのアイテムです。
キラリと輝くその質感は、受け取った瞬間に「これは特別なものだ」という印象を与え、中身への期待感を高めてくれます。

この記事では、箔押し封筒のデザインで受け手の心を掴み、企業のブランド価値や開封率を高めるためのコツを解説します。

そもそも箔押しとは?

箔押しは、熱と圧力を使って金属の箔(うすいシート)を紙に転写する特殊な加工です。

ロゴや文字などのデザインが彫刻された「版」を作成し、その版を熱します。
版と紙の間に、金や銀、さまざまな色の箔フィルムを挟み、強い力で押し当てます。
熱と圧力によって箔が溶けて、デザインの形が紙の表面に転写されるのです。

仕上がりの特徴は、インクでは表現できない光沢や上品なマットな質感が得られることです。
強い圧力がかかることで、デザイン部分がわずかに凹み、立体的に浮き上がったような高級感のある仕上がりになります。

箔押し封筒のデザインのどこが良い?

なぜ箔押し封筒のデザインが、企業のブランディングや販促効果を大きく左右するのでしょうか?
その理由は以下の3つです。

圧倒的な高級感と特別感を演出

箔押しの光沢は、受け手の視覚と触覚に強く訴えかけ、「これは普通ではない」と感じさせます。
高級感や特別感により、企業のブランド価値向上につながります。

信頼性と専門性をアピール

箔押しは、特殊な加工の1つです。
手間をかけて作られた封筒は、受け手に「細部にまでこだわっている、しっかりとした会社」という印象を与えます。
企業の信頼性を高めるには効果的でしょう。

DMの開封率向上への期待

郵便受けに届いたDMは、わずか数秒で「開くか捨てるか」が判断されるものです。
箔押しの封筒は、他の郵便物の中でひときわ輝き、受け手の注意を引きます。
注意を引くDMは中身に興味を持ってもらいやすく、封筒の開封率向上に繋がる可能性があります。

箔押し封筒デザインのコツ

箔押し封筒をデザインするときのコツを3つご紹介します。

ロゴやブランド名を目立たせる

箔押しは、企業のロゴやブランド名を際立たせるのに最適な方法です。

  • 配置:封筒の中央や、フタの部分など、最も目立つ場所にロゴを配置しましょう。
  • サイズ:ロゴのサイズは、大きすぎず小さすぎない、バランスの取れたサイズを選びます。
  • 色:金色や銀色など、ブランドカラーに合う箔の色を選ぶことで、一貫したイメージを伝えます。

紙質と箔の組み合わせで差をつける

箔押しは、紙質との組み合わせを変えるだけでバリエーション豊かに表現できます。

  • なめらかな紙(ケント紙など):箔の光沢が際立ち、よりシャープで洗練された印象になります。
  • 凹凸のある紙:箔の光沢が控えめになり、上品で落ち着いた雰囲気を演出します。
  • 色付きの紙:濃い色の紙に金や銀の箔を施すと、コントラストが生まれ、非常に印象的な仕上がりになります。

デザインの配置を工夫する

デザインの配置を工夫した箔押しで、ブランディング力や開封率を高めましょう。

  • シンプルに:箔押し自体が非常に存在感のある加工です。余白を活かし、シンプルにロゴだけを配置するデザインを取り入れてみませんか。洗練された高級感を演出します。
  • アクセントに:封筒全体を印刷でデザインし、ロゴや特定の文字だけを箔押しにする、といった使い方も効果的です。

箔押し封筒作成で失敗しないための注意点

箔押し封筒を印刷する際に、失敗を避けるためのポイントを見ていきましょう。

印刷範囲と位置に注意

箔押しは熱と圧力で転写するため、紙の端まで箔を乗せることが難しい場合があります。
また、箔版を一度作ると修正が難しいため、テンプレートを確認しながら、デザインの配置を慎重に検討しましょう。

細かいデザインには不向き

箔押しは、細かい文字や複雑なデザインの印刷には不向きです。
デザインの線が太すぎると潰れてしまい、細すぎるとうまく箔が乗らないことがあります。
最適なデザインを作成するようにしましょう。

まとめ

箔押し封筒は、企業のブランド価値を高めてくれます。
ロゴの配置や紙質と箔の組み合わせ、デザインの工夫次第で、その効果は大きく変わります。
「ブランドイメージを強化したい」と考えたときには、ロゴ入り封筒を検討してみませんか?
よく使うものだからこそ、企業名をアピールして受け取り手の印象に残るようにしましょう。