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専門化と多角化の違いとは?

企業の成長に必要な専門化と多角化

意思決定により事業拡大を図るとき、事業の専門化と多角化は避けて通れません。どの会社も、その業界のリーダー的な地位に立てるほどの専門領域を持つ必要があります。そして、その専門性がブレない範囲で、多角化を考えなければなりません。

企業は専門化と多角化のバランスで成長する

専門化と多角化には必ず関連性を持たせること、つまり、この2つの絶対的なバランス感覚が大切です。

専門化しかしない会社は事業が先細りとなるため、成長が止まります。リスクを押さえつつ、チャンスをものにするために、多角化を行います。

逆に専門性を持たずに多角化すると、経営者は道を失い、何が適切かも分からなくなります。2つのバランスは非常に重要です。

専門化と多角化の両立は、商品ラインの売却や買収、合併を伴うことも多くあります。商品メーカーが原材料メーカーを吸収して原材料から管理するのは専門化、逆に原材料メーカーが製造メーカーを買収して市場を広げるのは多角化です。

ともに事業全体への影響が大きいため、大きな成果が期待できなければトライする意味はありません。リスクの大きさに対して覚悟が必要です。

専門化 多角化
内容 市場でリーダー的な存在になれるような企業の中核(専門領域)を作ること。 商品が市場や最終用途に対して、成果をもたらすであろう活動を広げていくこと。
具体例 更に完成度アップを目指す。
・同業種同士で統合
・原料の調達・加工に進出
・商品対象を特定層に特化
技術や市場の変化に対応する。
・業態変化
・多品種化
・合併
・新事業
成長戦略 川上への統合
(原料に手を伸ばす→より精密な商品づくり)
川下への統合
(組み立てに手を伸ばす→品揃えを拡大)
2つのバランスが取れて初めて、生産的な状態になる

 


事業の専門化と多角化をバランスよく進めましょう。

 

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