DMを安く送るには?
「DMをこまめに送りたいけれど、郵便料金がかさむ…」

販促にDMは効果的だとわかっていても、コストとのバランスに悩む担当者も多いのではないでしょうか。
部数が増えるほど、わずかな料金の差が年間で数百万円のコスト増につながる可能性があります。

DMのコスト削減は、郵便局が定める「料金形態」を知ることから。
DMの総重量やサイズをしっかり考えた計画で、無駄のない郵便料金内でDM送付が可能です。

郵便料金に影響する「郵便物の重さ」に焦点を当て、コスト削減に直結するコツをご紹介します。

DMの料金を左右する「郵便区分の壁」

郵便料金には、「定形郵便物」と「定形外郵便物」の2つの区分があります。
まずは、このルールを正確に理解しましょう。

定形郵便物と定形外郵便物の違い

区分 概要 サイズ・重さの条件
コスト
定形郵便物 安価な送料で利用できるサイズ。
一般的なビジネス封筒(長形3号など)が該当。
長さ14cm~23.5cm、幅9cm~12cm、厚み1cm以内。重さ50g以内。
安い
定形外郵便物 定形の規格から外れたもの。
角形2号などの大きな封筒が該当。
規格内 規格外
重さで料金が細分化
最大で長さ34cm、幅25cm、厚み3cm以内。重さ1kg以内。 最大で長さ60cm、縦・横・厚さの合計が90cm以内。重さ4kg以内。

定形外郵便はサイズや重さによって、規格内と規格外にさらに細分化されます。
DMのコスト効率を上げるには、可能な限り定形郵便物(50g以内)に収めるようにしましょう。

定形外郵便で陥りがちな「重さの罠」

定形外郵便はサイズが大きく、厚みのあるDMを送れる点がメリットです。
しかし料金体系が「重さ」で細かく分かれているため、注意が必要です。

料金は、50g、100g、150g、250g、500g…といった重さの「境界線」を超えた瞬間に、段階的に跳ね上がります。
たとえば、DMの総重量が99gであれば100g以内の料金ですが、101gになった途端に150g以内の料金が適用されます。
たった「1gの差」だとしても、最終的な郵送コストを大きく左右するのです。

コスト効率を最大化する方法

パンフレットやサンプル同封など、定形外郵便でDMを送る必要があるシーンは出てくるでしょう。
ここでは、郵便料金のコストを抑えるためのコツをご紹介します。

DMの総重量を規定内に収まるよう計画する

DM制作では、郵便料金が上がる境界線(例:100g、 150g)以下を狙って総重量を考えることが重要です。

  • NG例: 総重量が101gになると、150gまでの料金を支払うことに。つまり、49g分のコストを無駄にしています。

  • OK例: 総重量が98gや148gになれば、その料金帯のコストを最大限に活用できています。

規定内に納めるためにDMの封筒、中身(ペラやカタログ)、同封するハガキのすべての重さを、事前に計測・計算しておきましょう。

封筒の紙厚(坪量)を見直す

DMの総重量を減らすには封筒の「紙厚」を見直しましょう。
総重量を大きく調整し、料金境界線以下に抑えることが可能です。

紙の厚さは「斤量(きんりょう)」や「坪量(つぼりょう)」で表され、単位はg/m²です。
数値が小さいほど軽く、厚いほど重くなります。

たとえばDMの総重量が102gになってった場合。
封筒の紙の厚みを薄くするだけで料金の境界線をクリアも可能になります。
ただし、封筒が薄すぎると中身が透けることもあり、ある程度の厚みは必要です。

封入物を選択する

DMに同封するチラシや冊子が多い場合は、情報量を維持しつつ、重さを抑える工夫も検討しましょう

たとえば、封筒の裏側やフタの部分にもキャッチコピーや特典を印刷する方法があります。
中身のチラシの一部を封筒デザインで代用することで、同封物を減らせます。

封筒ではなく、圧着はがきの活用のもおすすめです。
多くの情報を1枚のハガキに集約できる圧着はがきを活用すれば、封書代と重さを大幅に削減できます。

まとめ

DMの郵送コスト削減は、勘や経験で対応できるものではありません。
郵便料金のルールと正確な重量を把握してこそ、コスト削減が実現できます。

DMの総重量が「狙った料金帯」以内に収まるように計画をして取り組んでみましょう。