「初めてオーダーメイドで封筒を注文するのだけれど、使う紙にはどんな種類のものがあるのだろう。」
「一般的な封筒しか見たことがないため、様々な素材の紙を使った封筒とその特徴について知りたい。」
このような疑問や関心をお持ちの方はいらっしゃいませんか。
今回は、封筒によく使用される紙の種類とその他の状況に合わせて使用できる紙の種類についてご紹介します。
この記事を読むことで、使ってみたい紙質の封筒が見つかるかもしれません。

□オーソドックスな紙の種類

*晒クラフト紙

クラフト紙の中でも白い色が特徴的な素材です。
クラフト紙=茶色というイメージが強いため、白のクラフト紙と聞いて驚いた方がいらっしゃるかもしれません。
晒は脱色という意味をもち、紙を漂白することで白のクラフト紙を製作しています。
身近な用途としては、百貨店の紙袋が挙げられます。
クラフト紙特有の硬さや強度の高さを活かした使用がおすすめです。
袋に強めの力がかかる紙袋やマチ付きの封筒に合う素材です。

*半晒クラフト紙

日常生活においてよく目にするクラフト紙の種類で、茶封筒に使われています。
価格が安い上に丈夫なのがおすすめのポイントです。
必要書類を大量に投函したい場合に最適でしょう。
実際、公共機関や学校から郵送される封筒の種類を見てみると、ほとんどがこの半晒クラフト紙だとわかります。
通常と少し異なる色合いで黄色に近い半晒クラフト紙もあります。

*未晒クラフト紙

半晒クラフト紙よりさらに濃い茶色のクラフト紙です。
その名の通り、脱色を行っていない種類で、ナチュラルな色合いです。
これはハンバーガー屋さんで商品を入れている紙袋等に使われています。
お洒落な包装紙としてラッピングに使われるケースも多いです。
ナチュラルな茶色が木を連想させることから温かいイメージやお洒落なイメージが生まれるのかもしれません。
意外にも不動産でこれはよく使われています。
不動産を利用する際は注意して確認してみてくださいね。

*片艶晒クラフト紙

紙の片面だけに艶のあるクラフト紙を片艶晒クラフト紙と言います。
どのようなところに使われているのか想像がつかない方もいらっしゃるでしょう。
1番分かりやすい例としては、神社のお札やお守り入れの封筒が挙げられます。
薄くてもちゃんと強度を保てることから、貴重品や大切に保管すべきものに使われます。
片艶晒クラフト紙の中には、古紙を原料にして作られた紙もあります。
名前を純白ロール紙と言い、通常の紙に比べ透け感があります。
したがって、単価の高いトレーシングペーパーの代わりとして商品パッケージに使われます。

*上質紙

クラフト紙以外で封筒に使われるオーソドックスな紙に上質紙があります。
強度はクラフト紙に劣りますが、カラーバリエーションが豊富で価格も安価です。
そのため、オーダーメイドで注文する際、自由に色を選んで封筒を作りたいと考えているお客様におすすめの素材です。
上質という言葉が名前に入っていることもあって高価な紙だと思われやすいですが、実際はコピー用紙と同じ紙質のものです。
書きやすく印刷は綺麗に写る使い勝手の良い紙ですので、多岐にわたって使用できるでしょう。
また、染色されたものを色上質紙、白色のものを上質紙と呼びます。

□光沢感のある紙の種類

品の良さを受け取る側に印象づけたい場合、封筒の質を上げることをおすすめします。
光沢感の強い、品のある紙をご紹介します。

*NTラシャ

厚手の毛織物に似ていることからその名がつけられました。
柔らかい質感をもち、落ち着いた上品な紙質です。
紙自体のキメが非常に細かく、弾力と通気性に優れた商品で表面に耐久性があります。
耐久性があるので折り曲げや傷に強いです。
色の種類も豊富で様々な用途で使える点が魅力的な素材です。

*タント紙

ラシャ系の紙で作られています。
凹凸が入っているため、丈夫かつ上品な柔らかさをもつ紙です。
タントとは、イタリア語で「たくさんの、多くの」という意味です。
その名の通り、タント紙はカラーバリエーションが豊富です。
封筒に使用すると、高級感や力強さが出た仕上がりを期待できます。

*レザック

動物の皮革をイメージして作られた紙を意味する「レーザーライク」からきています。
場所によって表現される柄が異なるため、オリジナリティが強く出る素材です。
見積書や企画書の表紙に使用すると、丈夫な上に光沢感も演出できるためおすすめです。

□まとめ

封筒に使う紙の種類をいくつかご紹介しました。
まとめると、紙の種類として晒クラフト紙・半晒クラフト紙・未晒クラフト紙・片艶晒クラフト紙・上質紙が挙げられるということですね。
また、光沢感のある紙の種類にはNTラシャ・タント紙・レザックがあるのですね。
このほかにも光沢のある紙や機能性に優れた紙は多くあります。
今後オーダーメイドで封筒を製作する場合は、用途に合わせた紙を選択し、あなたが使いやすい封筒を作ってください。
この記事を参考にしてくだされば幸いです。

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