DM(ダイレクトメール)の販促効果を最大化するには、「すべてのDMを同じ封筒サイズで送る」という習慣を見直す必要があります。

DMの費用対効果を上げるには、インパクト重視か、コスト重視かといった目的に応じて、封筒サイズを選び分けることがポイントです。

DMの内容とターゲットに合わせ、封筒の大きさを使い分けましょう。
販促効果とコスト効率を両立させるための考え方をご紹介します。

DMの目的別に最適な封筒サイズの選択

DMを発送する目的によって、優先すべき封筒サイズ(郵便区分)が変わります。
まずは、どんな目的でDMを送付するのか、目的を明確にしてくださいね。

目的 最適な郵便区分と封筒サイズ 特徴
コスト効率優先 定形郵便(長形3号など) A4書類を三つ折りにして送る。情報伝達の確実性を重視。厚さ1cm、重さ50gの限界値を守り、郵送費を最小化。
開封率重視 定形外郵便(角形2号など) A4書類を折らずに送る。新規顧客へのアプローチやノベルティ同梱など、開封時の視認性やインパクトを重視。コストは上がるが、販促効果を高める。
大量の冊子・カタログ ゆうメール、または第三種郵便物 商品カタログや専門誌など、印刷物が重量が嵩む場合。郵便局との契約により、重量に応じた割引を適用し、トータルコストを削減。

販促効果とコストを分ける「折るか、折らないか」問題

封筒サイズを選ぶ際の最大のポイントは、「送りたい書類を折って送るか、折らずに送るか」です。
この判断を徹底することで、「中身は折れたのに、念のため大きい封筒を選んでしまった」という無駄なコストの発生を防ぎます。

折らない(角形2号)

販促効果を重視する場合、A4書類を折らずに送るために角形2号(定形外郵便)が良いでしょう。

角形2号の封筒は、DMを開封した際に書類が折れていないため、重要性が伝わりやすく、視認性の高さがメリットです。
さらに、クリアファイルやサンプルも同梱しやすく、新規顧客へのアプローチにおいて高い開封率が期待できます。

ただし、定形郵便と比較して郵送コストは高くなる傾向があります。

折る(長形3号)

コスト効率を最優先する場合は、A4書類を三つ折りにすることで長形3号(定形郵便)を選択しましょう。

封筒の郵便料金の中で、一番安価な料金区分を利用できるメリットがあります。
継続的な情報提供や事務連絡など、コストを抑えつつ確実な情報伝達にピッタリです。

ただし、定形郵便を利用するためには、50g以内、かつ厚さ1cm以内という封筒の規格を守る必要があります。

封筒サイズと重さ

角形封筒(定形外)を選ぶ場合でも、無駄なコストを発生させないための設計が重要です。

定形外郵便(角形2号)における重さ

定形外郵便は主に重さで料金が決まります。

重量
50g以内
100g以内
150g以内
250g以内
500g以内
1kg以内
2kg以内
4kg以内

例えば、角形2号で送るDMの総重量が51gでも、100gでも料金は同じ金額です。
つまり、51gであれば約50gの情報量を「無駄」にしていることに。
無駄なく情報量を詰め込むには、料金境界線(100g、150gなど)を意識して紙質や同梱物を設計しましょう。

僅かな重量差がコストアップの原因

たとえば、A4書類を長形3号で送る際、封筒込みの総重量がわずか1gオーバーしたとしましょう。
その結果、一番安価な定形郵便の料金区分から、高い定形外郵便の料金区分へ移行する自体になるのです。
料金区分の違いが、一通あたりの郵送コストに大きな差を生み出します。

月間数千通のDMを発送する場合、僅かな重量差による一通あたりのコスト差が侮れません。
年間を通じて数十万円〜数百万円規模の膨大なコスト差に繋がる可能性があります。

封筒サイズと紙厚(重量)の選択は、販促予算の費用対効果を劇的に左右する大きなポイントです。

まとめ

DMの販促効果を最大化するには、すべてのDMを統一するのではなく、目的に合わせて封筒の大きさを分けることが重要です。

  • インパクト重視なら角形2号(折らない)で視認性を確保。
  • コスト効率重視なら長形3号(三つ折り)で最安値を追求。

封筒サイズと重量を考え、DMの費用対効果を大きく上げましょう。