●実践的確信と論理的確信
1.学問とは
①学問は、人間的活動に欠かせない事柄の原理原則である。
なぜそうしなけれぱならないのかといった根拠をとことん追求していくものだから、
そこには厳しい忍耐力を伴う困難な面がある。
②学問は、原理原則を追求するものだから、
そのまますぐに実践に役立つというわけにはいかない。
2.現場での実践的な活動と訓練を通じて応用力をつけていくことが、
人間にとっては欠かせない。
学問的研究と実践的活動は常に人生になくてはならない事の両輪だ。
3.学問が欠如した実践はどこか心もとない。
「実践なき思索は、空虚であり、思索なき実践は、盲目である」
4.人間が本当に人生を自信を持って生きていくためには、
実践的確信と思索によって得られた論理的確信がどうしても必要となる。
5.実践的確信と論理的確信を自分の中でつかむことが、
本当に自信を持って生きるための不可欠の要素だ。
6.豊富な体験を積み重ねている実業人にとっては、
その実践的体験をしっかりした学問的な根拠の上に立脚せしめることが大切だ。