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イノベーションを導く3つのニーズ

3つのニーズを満たして新たな価値につなげる

イノベーションは、人々が「こうしてほしい」と感じていること(ニーズ)気付き、それを解決することで実現できます。

あなたがセールスレターを書いたり、名入れ封筒のコピーを考えたりする際にも、「ニーズ」について知ることは、大きなヒントになります。

今回は、ドラッカーが指摘する「イノベーションを導く3つのニーズ」について紹介します。

①プロセス・ニーズ

既存のモノやサービスには問題ないが、どことなく満足されていない。例えば、「利用方法」や「購入手段」について、消費者の潜在的な要望に応えられていない状態は非常に多いと思います。

これらを「提供方法」「集配時間」「確認方法」などに落とし込み、消費者のニーズに合わせることができれば、サービス自体は既存のものでも、こぼれていた消費者を広くすくい上げることができます。

つまり、具体的に欠けている何かを見つけると、それが商品化できるというわけです。

プロセス・ニーズをうまく捉えた例では、DVDをネットで注文すると郵送で届き、郵便ポストへの投函で返却できるというサービスなどが挙げられます。

「映画は見たいがわざわざレンタル店まで行くのは面倒、または時間がない」と考える人たちの不便や不満を解消し、モノ・サービスの「届け方」「利用方法」(プロセス)を変更することで、ビジネスを広げることに成功した例です。

プロセスの弱点や欠陥を修正するという視点を持って、ニーズを満たしましょう。

②労働力ニーズ

労働力の体制を変革することで、市場とのズレを解消し、ニーズに応えられる場合がある。ロボットを使ったオートメーションなどはその好例です。また、製造業の海外進出、派遣社員の多様化などもこの労働力ニーズへの対応の現われといえます。

③知識ニーズ

市場とのズレを解消するために、新しい知識が必要とされている状態です。たとえば、電話に録音機を搭載する(留守番電話)、携帯電話にカメラを搭載する(カメラ付き携帯)、GPSに電子地図を搭載する(カーナビ)、といったイノベーションには、研究開発が欠かせません。プロセス・ニーズを解消するために必要な場合もあります。

 


イノベーションのチャンスは「届け方」にも潜んでます。プロセス・ニーズとは、市場が感じる不満・不安を察知して新しい「届け方」を開拓すること。成功させるためには「顧客を自社に」ではなく、「自社を顧客に」合致させることが大切です。

 

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